通信授業ではレポートの作成が大変重要になってきます。はじめはなかなか取り掛かることすらできないものでしょう。誰でも最初からよいレポートを作成したいと思うのは当然ですが,そのことばかりを考えて時間ばかりとられていては効率が悪くなってしまいます。どの科目でもかまいませんから,とにかくはじめることが大事です。時間をかけて作成したレポートよりも,手際よく短時間で仕上げたレポートのほうが評価が高いこともあります。またいろいろな文献・資料などを参考にすることはよいことですが,基本的にレポート作成程度では配本されたテキストで十分です。特に興味があり,自ら深く掘り下げて学習したい場合を除き,さっさと片付けてしまったほうが効率がいいでしょう。
総合教育科目と保健体育講義
総合教育科目は割り切って「広く浅く学習する」 と考えて,「深く専門的な学習」は専門教育科目でやると割り切ったほうがよいです。課題集をみて取りかかりやすい課題からやっていくことをおすすめします。とくに保健体育講義などは最初に取り上げるのには最適です。
外国語
英文学科の学生にとっては英語10単位が必修となっていますが,英文科の学生でありながら文法の苦手な学生はすべてスクーリングで単位を取ることをお勧めします。ただし英語と英米文学演習はスクーリング受講の制限があるので,一度のスクーリング時期に何単位分までの講義を受けられるかを事前に確認する必要があります。
基本文法がしっかり身についている学生はレポートを書き,科目習得試験に合格するか,あるいはスクーリング受講(1単位分)の後最終試験に合格することで単位修得となります。
専門教育科目
専門科目になるとレポート作成に時間がかかったり,科目修得試験が難しいため単位をとるのが難しいものが多くなってきます。特に「英文法」,「英語音声学」,「英語史」など,これら3科目はレポートがなかなか合格しないことでよく知られています。中でも「英語音声学」ではレポートを3,4度と再提出させられることもまれではありません。これらは場合によってはスクーリング受講での単位修得に変更したり,あらかじめレポート合格までに時間がかかることを勘案しておく必要があるでしょう。アメリカ文学史,イギリス文学史,英作文などが取り掛かりやすい科目です。
レポート作成の実際
レポート作成にはテキスト全体を通して読み,課題についてレポートをまとめていくのがあたりまえですが,あえてそのようにせず時間をかけずにレポート作成していく方法を説明します。しかし単なる「レポート作成作業」にならないよう,内容を理解しながら進めて下さい。
では
実際にかつての総合教育科目の文学の課題 「文学における言語の効用」 を例にレポート作成法を説明します。
1.まずテキスト「文学」の目次を開き,課題に関係しているところを探します。ほとんどの場合すぐに見つかります。
2.関連個所を見つけたら,どこからどこまで課題について書かれているか確認し線で囲っておく。
3.範囲中の段落の数を数える。
4.原稿用紙の制限字数2000字を段落数で割る。例えば10段落あるとすれば1段落あたりの目安は200字となる。
5.段落ごとに重要な部分をマーカーで線を引く。(例1)
例1 「レポート2通提出 +スクーリング受講」の説明文より
| レポートを2通作成するのが大変だが,レポートを書いて,科目修得試験に合格しさえすれば,単位をとるのには一番早い方法。しかも余計な費用がかからないのが利点。科目修得試験はスクーリング最終試験よりも難しいのが難。事前に過去の試験範囲を調べ,比較的易しい問題の科目をこの方式にするのがおすすめ。 |
6.マーキングしたところをつなげ,文章を自分の言葉に換え,それをまとめながらワープロに入力していく。(例2)
例2 例1の引用文の要約例
| レポート2通の作成は困難だが,単位修得には最も近道。科目修得試験はスクーリング試験よりも難しいので,やさしい試験問題の科目をこの方式で修得することを推奨する。 |
7.すべての入力が終わったら,ここで初めて全体を通して読んでみる。読みながら不適切なところを訂正する。またワープロの機能で文字数をカウントし,ほぼ2000字に調整する。
8.プリントしたものを見ながら原稿用紙に清書。文字数を確認しながら句読点などでも調整する。
レポート作成のポイント
・ 基本的にはテキストのみを使う。(必要があれば参考文献にもあたる)
・ あまりに堅い文体は避けるが,逆に幼稚になりすぎないようにも注意する。
・ 時間をかけすぎないようにし,コンスタントに提出する。
・ 制限通り原稿用紙ほぼ2000字にまとめる。
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