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マイレージのはなし

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◆ マイレージのはなし ◆

 
 

マイレージとは

 マイレージ=FFP(Frequent Flyer Program)とは航空会社が運営する会員制度で,利用した飛行距離を「マイル」として積算していき,獲得したマイル数に応じて無料航空券獲得,アップグレードなどの特典が受けられるプログラムです。基本的にはFFPは各航空会社が独自に行っていますが,同じ航空アライアンスまたは提携グループの航空会社とはマイルの相互加算・相互利用ができるようになっています。しかし航空会社によって加算率,加算対象航空券などの条件が異なるので入会前にどの航空会社が自分にとって適切かを検討する必要があります。例えばユナイテッド航空と全日空はともにスターアライアンスという同じグループの航空会社ですが,ユナイテッド航空の会員が格安航空券(エコノミー)で全日空を利用すれば,飛行マイルの100%が加算されますが,逆に全日空の会員が格安航空券(エコノミー)でユナイテッド航空を利用すると飛行マイルの50%しか加算されません。一般に国内航空会社のFFPは,格安航空券でのマイル加算率は低く,そのうえ有効期限が設けられているので欧米の航空会社と比較するとマイルがたまりにくい傾向にあります。

主な航空アライアンス

ユナイテッド航空,ニュージーランド航空,エア・カナダ,ANA,アシアナ航空,オーストリア航空,ブリティッシュ・ミッドランド航空,ポーランド航空,ルフトハンザ ドイツ航空,スカンジナビア航空,シンガポール航空,スパンエアタイ国際航空,チロリアン航空,USエアウェイズ,ヴァリグ・ブラジル航空
エールフランス航空,アエロメヒコ,アリタリア航空,チェコ航空,デルタ航空,大韓航空,KLMオランダ航空,ノースウエスト航空,コンチネンタル航空
アメリカン航空,ブリティッシュ・エアウェイズ,キャセイパシフィック航空,カンタス・オーストラリア航空,フィンランド航空, イベリア・スペイン航空,エアリンガス航空,ラン・チリ航空

主なアメリカ系航空会社のマイレージプログラムと提携航空会社

航空会社
(FFP名)
(アライアンス名)

提携航空会社
ノースウエスト航空
(WorldPerks)
(スカイチーム)
スカイチーム加盟各社,アラスカ航空/ホライズン航空,エア・アルプス,エア・ヨーロッパ,ハワイアン航空,マレブ・ハンガリアン航空,アメリカウエスト航空,アメリカン・イーグル航空,ビッグスカイ航空,セブ・パシフィック航空,ガルーダ・インドネシア航空,ガルフストリーム航空,ジェット航空,ケニア航空,マレーシア航空,エア タヒチ ヌイ,コパ航空
ユナイテッド航空
(Mileage Plus)
(スターアライアンス)
スターアライアンス加盟各社,アエロマール,中国国際航空,アロハ航空,BWIA,ケイマン航空,エミレーツ航空
アメリカン航空
(AAdvantage)
(oneworld)
oneworld加盟各社,エアーパシフィック航空,アラスカ航空/ホライゾン航空,エルアル・イスラエル航空,グループ・タカ航空,ハワイアン航空,日本航空/日本アジア航空/JALウェイズ,メキシカーナ航空,SNブリュッセル航空,サザンウィンズ,スイスインターナショナルエアラインズ,TAMブラジル航空,トルコ航空

コンチネンタル航空
(OnePass)
(スカイチーム)

スカイチーム加盟各社,エミレーツ航空,エバー航空,ヴァージンアトランティック航空,コパ航空,ハワイアン航空,ホライゾン航空,カンタス・オーストラリア航空,ポルトガル航空,エア・ヨーロッパ,アラスカ航空,アメリカン・イーグル航空,フライビー,ケープ航空,マースク航空
デルタ航空
(SkyMiles)
(スカイチーム)

スカイチーム加盟各社,エア・ジャマイカ,アラスカ航空,アビアンカ航空,中華航空, 中国南方航空,エミレーツ航空,エルアル・イスラエル航空,マレーシア航空,シンガポール航空,南アフリカ航空,ヴァージンアトランティック航空

 

 

どこの航空会社がいい?

 同じ航空アライアンスまたは提携グループの中ではマイルの相互加算・相互利用ができるので,その中で複数の航空会社のFFP会員になっても意味がありません。グループの中で,自分に都合のよい一社のマイレージ会員になれば十分です。マイレージは分散させず,1つのプログラムに集中してためるのが効率がよいからです。アメリカ系航空会社ではノースウエスト航空,ユナイテッド航空,デルタ航空,アメリカン航空のうちどれか1つのFFPに入会していればよいでしょう。FFPを選ぶポイントを以下に挙げてみましょう。

 1.経営の安定している航空会社
  マイレージためには経営の安定している航空会社のFFPを選びたいところですが,エア・カナダ,スイス航空,サベナ・ベルギー航空など大手航空会社が次々と経営破綻するなど現在世界の航空業界厳しい状況にあります。破産法第11章の適用下にあった米国大手各社も経営再建を次々と完了していますので,FFPに大きな影響はないようです。ただ依然航空業界を取り巻く環境は厳しく,原油の高騰を受け搭乗客は高額なサーチャージを課せられています。原油価格が安定し,航空会社の再編が我々利用者にプラスに働ようになってもらいたいものです。

 2.獲得マイルに有効期限がない
最後にせっかくたまったマイレージも期限切れて無効になってはどうしようもありません。マイレージの期限がない航空会社ほど無料航空券獲得の早道です。 日本の航空会社よりも欧米の航空会社のFEPのほうが期限が長い傾向にあります。ノースウエスト航空,コンチネンタル航空,アリタリア航空のように無期限という航空会社もあります。

 3.日本発着路線が多く,マイルがためやすい
  太平洋アジア路線で日本発着路線を多く保有しているのは,ユナイテッド航空やノースウエスト航空のような米系航空会社です。例えばユナイテッド航空は東京からアメリカ6都市(シカゴ,ニューヨーク,シアトル,サンフランシスコ,ロサンジェルス,ホノルル)へ直行便があり,日本からアジアへは5都市(ソウル,台北,香港,バンコク,シンガポール)へ乗り入れていますし,ノースウエスト航空は東京からアメリカ8都市(ニューヨーク,デトロイト,ミネアポリス/セントポール,シアトル,ポートランド,サンフランシスコ,ロサンジェルス,ホノルル)への直行便があり,アジアへは11都市(バンコク,北京,釜山,グアム,香港,マニラ,サイパン,ソウル,上海,シンガポール.台北)へと乗り入れており,アジア路線が最も充実している米系航空会社として知られています。このような日本発着のアジア路線を多く持っている航空会社は,多くの日本人にとってヨーロッパの航空会社より搭乗する機会が多いのでマイルをためやすいといえます。もちろん日本を含むアジアの提携航空会社利用でもマイルの獲得はできますが,加算率などさまざまな面からも,自分がメンバーとなっている航空会社を利用するほうが得策です。

 4.ヨーロッパの航空会社との提携が多い
 アメリカ系の航空会社が加盟しているアライアンスはどこをとっても,ヨーロッパの航空会社が必ずメンバーになっていますが,無料航空券で旅行を計画するときには,できるだけ多くのヨーロッパ系の航空会社と提携しているところのメンバーになりましょう。スターアライアンス,スカイチームともにヨーロッパ系の航空会社が充実していますが,oneworldは個人的にちょっと物足りなさを感じます。

  これらの条件に照らし合わせてみると,私の場合はノースウエスト航空のFFPである「ワールドパークス」が最も理想的なものということになります。ノースウエスト航空のワールドパークス会員はコンチネンタル航空ではオーストラリア,ニュージーランド路線,KLMオランダ航空/エールフランス/アリタリア航空/大韓航空/マレーシア航空ではヨーロッパ路線が利用できますし,アメリカ国内線が充実しているデルタ航空も利用することができます。またエア・タヒチ・ヌイの提携開始によりタヒチにも飛ぶこともできます。また2004年9月にスカイチームに加盟したことで,ヨーロッパ路線も一層充実しました。もちろん提携航空会社・スカイチーム各社のフライトでも「ワールドパークス・マイル」を獲得できますし,マイルの有効期限がありません。居住地,旅行先など自分の条件に合ったFFPを選ぶように心がけるとよいでしょう。

 

 

どれくらいマイルがたまるか?

 私はニューヨーク旅行の際に初めてノースウエストのマイレージプログラム「ワールドパークス」入会しましたが,実際の飛行マイルは往復で13490マイルにもかかわらず,一度の旅行で20000マイルを突破することができました。クレジットカード入会ボーナスマイルや,その他様々のボーナスマイルのおかげで意外にたくさんのマイルを獲得できたからです。次のボストン・サンフランシスコ旅行では,ちょっとしたアクシデント(旅行記に掲載)のせいもあり,45000を超えるマイルを獲得できました。主な特典旅行の必要マイル数を紹介しますと,20000マイルで香港・韓国・グアム・サイパン・フィリピンほか,40000マイルでハワイ,60000マイルではアメリカ・カナダ,70000マイルでオーストラリア・ニュージーランド,80000マイルでヨーロッパへの特典旅行が獲得できます。
 マイルは旅行をしないでもためることができます。私の場合はまずノースウエスト航空の提携クレジットカードに入会し,携帯電話の料金をはじめ,可能なものはすべてカード決済に変更しました。また買い物はキャッシュでの支払いを控え,できるだけカードを利用するようにしています。そうするだけで毎月100マイル単位でたまっていきます。私にとっての最初の提携カードはNWA/JCBワールドパークスカードのテイクオフカードで,これはマイル換算は200円=1マイルですが,年会費は1575円と低く設定されています。次に持ったカードはノースウエスト/シティバンク ワールドパークス VISAカードで,年会費は10,500円とやや高めですが,100円=1マイルとマイル換算率がよいので現在はこちらを中心に使っています。JCBカードも気に入っていますが,海外では加盟店がVISAに比べ少なく,小さい店や個人経営の店などでは使えない場合があることが欠点です。VISAは国内・海外ともに加盟店が多く,最も信頼のおけるカードの一つといえるでしょう。

 

 




 
 
 
 
 
 
 
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